【保存版】新築で防音室をつくる時のメリットまとめ!工事依頼前に絶対知っておいてほしいこと
マンションやアパート、戸建て住宅、店舗、スタジオ、ライブハウスなどの防音室設計・施工を手掛けているリズム・スターです。
楽器の演奏をされる方や、音楽鑑賞を楽しみたい方なら、自宅に防音室がほしいと思ったことがあるでしょう。実際にリフォームして室内に防音室を作ったり、増築やDIYで防音室を作ったりする方もいます。
ここでは新築で防音室をつくる時のメリットを取り上げます。
設計段階から相談していただくことで、使用目的に沿った最適なご提案が可能です。
いつか防音室がほしいと思っている方には、ぜひ知っていただきたい内容です。
新築で防音室をつくるなら
【1】重要。防音室はハウスメーカーではなく音の専門家に相談を!
防音室を作りたいと思った時、リフォーム会社やハウスメーカーに相談される方も中にはいるでしょう。対応可能な施工会社もあると思いますが、「音のプロであるか」が肝心なポイントです。
防音室をつくってはみたが、実際には音が漏れてしまって結局演奏ができなくなってしまった…というのは嘘のような本当によくある話です。
例えば、防音室にも関わらず床や窓の造りが防音に適していなかったり、見ただけで楽器が演奏できる状態ではないことが分かる場合もあります。
実際にそのような相談を受けて拝見した現場でも、防音レベルが不十分で音漏れをしていることがありました。
ところが、依頼したお客様も防音や音響のプロというわけではないので、「防音室はこんなものか」程度に捉えられていることも少なくありません。
しかし、最も怖いのは、これが後になって近隣との「騒音トラブル」に発展してしまうことです。音の問題は本当に生活を狂わせてしまうことになりかねません。
「まず音のプロに相談しよう!」と、ホームページでも口酸っぱくお伝えしているのはそれが理由なのです。
新築で防音室をつくるなら
【2】演奏が目的なら、一度将来を描いてみよう!
防音室の使い方として、音楽鑑賞が目的であれば音量は調整しやすいですし、普段から聞く音量はある程度決まっているかと思います。
どのような音楽、映画を鑑賞するのか?どのくらいの音を出したいのか?などをヒアリングさせていただき、それに合わせた防音や音響をご提案します。
ところが楽器の演奏が目的の場合は、もう少し先を見据える必要があります。
というのも、演奏する楽器の種類によって音の種類、波長や音量が異なり、必要な防音が変わるからです。
最初はピアノの練習用にと考えて防音室を作ったけれど、後になってトランペットも演奏することになったというケースもあります。
また、演奏者の方の技量によっても音の大きさは変わります。
基本的には、奏者の技量が高いほど、高い防音レベルが必要になると言えます。しかし楽器の初心者でも、長期的に練習を積めばもちろん技量があがります。
実際にあった例では、
息子さんがサックスを習っているので、多少の防音工事はしてあるというお客さまがおりました。
当初は外に響くこともなく全然気にならなかったが、だんだん音が響くようになったということで相談に来られました。
これはよくあるご相談で、習い始めの頃は恐る恐る演奏する方は多いのですが、練習して上手くなってくると、無意識に少しずつ大きな音が出てくるようになります。
これがドラムだった場合。
ドラムは初心者でも大きな音は出せます。しかし技量が上がってくると…バスドラも上手く踏めるようになったりと、より大きな音が出るようになります!
もしそのように、防音室を使っているうちに状況が変わってきた、防音対策を今一度考えたいという方もお気軽にお問い合わせください。
将来を見据えた防音をしておくことは非常に重要です。
新築で防音室をつくるなら
【3】新築時に柔軟な対応・ご提案ができる理由!
続いて、新築で防音室を作る場合のメリットを紹介します。
1:ハード面、ソフト面、両面からのご提案が可能
設計段階からご相談いただければ、防音室そのものの機能的なことだけでなく、建物内での防音室の配置など、間取りの面からも効果的なご提案ができます。
防音室=音を出す部屋の位置は、近隣住宅の寝室に近いところを避けるなど、よりご近所の方々に配慮した計画が立てられます。
弊社リズムスターでは、お客さまそれぞれの事情や建物条件に合わせて、防音室の性能を最大化するご提案が可能です。
2:ハウスメーカーと連携し、より良い防音室が作れる
新築の場合、ハウスメーカーの方と相談し、防音室により適した設計・造りにしてもらうことも可能です。
防音室は重量がありますので、それに耐えうる補強が必要になりますが、新築時であれば最初から計画に入れておくことができます。後からの工事で柱や梁の補強をする必要がなくなるというのは大きなメリットで工期も短縮できるでしょう。
3:始めから室内を防音室仕様にできる
他には、窓の位置や大きさ、タイプ、ガラスの種類などを指定できることもあります。
建築基準法により、居室には採光や換気のための開口部(窓)を設ける義務があり、通常であれば住宅はそれらを十分に満たす造りになっています。
しかし、防音室で考えると、当然ながら、開口部の面積が広ければ広いほど音漏れはしやすくなります。
そこで、ハウスメーカーと連携し、はじめから窓の位置や大きさを、建築基準法を満たす最小限に抑えておいてもらうことで、「防音室づくり」においてより高いコストパフォーマンスを発揮できます。
もちろん!ハウスメーカー側の事情(長期優良住宅認定のことや強度の問題)で全ての提案が通るとは限りませんが、これも新築の有利な点です。
新築で防音室をつくるなら
【4】乾式・湿式は重量が違う!ドラム防音室でも乾式でつくれます。
乾式でつくる防音室の特徴として湿式と比較して「荷重が軽くなる」というメリットがあります。
住宅基礎の耐久性を保証しているハウスメーカーでは、あまり重量が重たくなる防音室は容認できません。せっかくのハウスメーカーからの保証を得られなくなってしまうことになりかねません。
音のエネルギーの大きい「ドラム」を叩ける防音室をご希望の場合、防音工事会社によっては全面湿式(コンクリートで空間を囲む)での施工を提案するケースがありますが、それによる重量が問題です。
リズムスターではドラム防音室でも乾式で施工できるノウハウ、そして豊富な実績がありますので、上記のようなことでお困りの方は一度弊社にお問い合わせください。
また、築60年以上経過した木造宿舎にドラム防音室を施工した事例も、別の記事でご紹介しております。
木造でドラム防音室をお考えの方はぜひそちらもご覧ください。
新築で防音室をつくるなら
【5】まとめ
防音室を作るにあたって、新築時、それもプランニングの段階からご相談いただくことは、お客様にとってメリットしかありません。
リズムスターでは建物の構造や部屋の位置から最適な防音室を作れるのはもちろん、その後や将来の楽器の搬入経路に至るまで、徹底的に計算したご提案が可能です。
また、コスト面で見ても、解体や産廃の処分費などがかからずに済みます。
そして何より、弊社はドラム防音室のご相談が多い防音設計・施工会社ですが、ドラムのような大きな音が出る楽器用の防音室は、木造建築でもつくることが可能です。無理だと思われてきた方も、諦める必要はありません!
また、今回は新築におけるメリットをお話しましたが、改修リフォームでももちろん工夫を凝らした施工で防音室をつくることは可能です。
リフォームでの事例も多数ご紹介しておりますので、記事や動画でぜひご覧ください!
ぜひ、理想とする音楽ライフを諦めないでください。
これから防音室がほしい方はもちろん、今すぐに何か楽器を演奏したい方、音楽鑑賞をする予定はなくとも、興味はある、将来はもしかしたら…?という方、お気軽にご相談ください!
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