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築60年以上の木造旅館に防音室!?ドラムも演奏できる南千住の「千住田村屋」とは♪

築60年以上の木造旅館に防音室!?ドラムも演奏できる南千住の千住田村屋

東京でマンションや木造戸建て、店舗、スタジオ、ライブハウスなどの防音室設計、防音施工を手掛けているリズムスターです。

音に関するお悩みの全ての解決策が「防音室」ではありません。状況・環境に合わせた対策をご提案し、全国からご相談をいただいております。

今回は、満を持して…

南千住にあります地元と音楽家に愛される木造旅館!

築60年以上の歴史のある、木造旅館千住田村屋さんに、

フルリノベーションで防音室をつくらせていただいた事例をご紹介させていただきたいと思います!

防音業界を騒がせた…千住田村屋さんの木造建築での防音室。

屋外に出てみても、ドラムを演奏している間も一切音が聞こえないのです。(人間の耳ではほぼ聞こえないという意味です)

24時間利用可能なこちらの防音室。(ドラムとギターアンプの使用は朝10時から夜22時まで)各地から音楽家や音大入学を目指す学生の方々などが頻繁にご利用されているそうです。

気になる…なぜ旅館に防音室をつくろうと思い立ったのか。

そこにはリズムスター代表の田中と、偶然の出会いもあったようです。

ぜひ素敵な防音室付き老舗旅館、「千住田村屋」さんをご紹介させてください。

築60年以上の木造旅館に防音室!?
【1】防音室のある宿「千住田村屋」の紹介

築60年以上の木造旅館に防音室!?ドラムも演奏できる南千住の千住田村屋

テレビ東京の「モヤモヤさまぁ~ず」でも取り上げられたことのある、南千住の「千住田村屋」は1945年に創業し、高度経済成長期には多くのお客さまが利用する簡易宿所として人気を集めました。

近年は、浅草や東京駅へのアクセスが容易な好立地であること、またリーズナブルな価格によって、たくさんの外国人観光客が訪れています。

2014年には、新支配人の元で「防音室のある宿」としてリニューアルオープン。

24間利用できる防音室は、宿泊者なら無料で使用可能です。

チェックイン後に予約可能になり、1回の使用は最大2時間ですが、その後に予約が入っていなければ連続で使用できます。

ドラムとギターアンプの使用は、朝10時から夜22時まで。

その他の楽器や声楽は24時間OK。時間内なら、ピアノやドラム、ギターから、ボーカルまで、気兼ねなく練習できるのも「千住田村屋」の良さなのです。

今では、音楽大学を目指す受験生、プロの演奏家、楽曲制作をしているアマチュアなど、様々な人が利用し、特に音大の試験時期には簡単に予約が取れないほどの人気宿になりました。

客室は、エコノミーシングル、スタンダードシングル、ツインルームの3種類。全個室に冷暖房完備、テレビ付き、Wi-Fiあり。

浴室、シャワー室、キッチン(ガスコンロ、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器あり)、ラウンジ(大型テレビ、パソコンあり)、ウォシュレット付きトイレ、洗面室、コインランドリー(ガス乾燥機あり)は共用設備で、自動販売機やウォータークーラーも設置済み。

1ヶ月の長期滞在では割り引きがあるなど、演奏の練習にじっくりと取り組める環境なのも、人気の理由です。

築60年以上の木造旅館に防音室!?
【2】「防音室をつくったきっかけ」~支配人インタビュー~

――木造旅館フルリノベーションのきっかけ

支配人 田村さん:先代の支配人は私の父で、私は元々学習塾を運営していました。

父が高齢になり、支配人を続けることが難しくなりまして、そのときに母から「改修して、引き継いでくれないか」と相談を受け、やってみようと思ったのです。

当時の柱をそのまま利用しつつ、耐震工事をすれば、まだ何十年も使えると聞いたので。そのときに、「うちの特色と言えるようなものをつくりたい」と考えていたところ、ある日突然思いついたのが防音室です。

私はもともと歌が好きで、中学時代から吉田拓郎のコピーをしたり、社会人になってからは自分で作詞作曲をして、今は毎月1回、東京の四ツ谷にあるライブハウスで歌っています。

世の中には音楽が好きな人は大勢いらっしゃいますが、自分で演奏するのは周りに聞こえてしまって恥ずかしいと感じる人もいるでしょう。私がまさにそうでしたから。

ですので「需要があるのでは?」と考えたのです。

――非常に斬新なアイディアですね!

事前に家族にも相談してみました。「宿泊施設内に防音室をつくりたいんだけど」って。

家族には「自分が使いたいから、つくろうとしてるんでしょ?」って疑われました。(笑)もちろんそんな目的ではなく、うちならではのオリジナリティを求めていたのです。

防音室をつくるにも投資は必要ですし、防音室のスペースを客室にすれば宿泊料が入るわけですから、反対されても当然のこと。

建築士に紹介され、リズムスターの田中さんにリノベーション工事をお願いして工事中だったのですが、あるとき私が「本当は防音室が欲しいんだよね」と、ふと漏らしたら、田中さんの目つきが変わってしまって。

「田村さん、私は防音工事の専門家ですよ!」と。(笑)これも偶然ですね。

当初は、ライブ前に練習したい人の利用を想定していたのですが、一番多く利用してくれているのは、クラシック音楽の演奏家の方々です。

プロの方が数日連泊して、毎日練習するとか。

東京でコンサートを開くたびに泊まってくれて、その後、音大の講師になり、毎週来てくれるようになったお客様もいらっしゃいました。

――ここにはプロの方も通っていらっしゃるのですね!

木造防音室の費用とは

海外や関西を拠点にしている人が東京で活動する時に、うちを定宿にしてくれる人も多いです。マンションを探す手間を省けるし、ここなら自由に練習ができますからね。

東京フィルハーモニー交響楽団の小島愛子さんも度々ご利用いただいています。

彼らは毎日のように楽譜が届くので、夜まで練習して、明け方に寝るんですね。翌日は午前中に出かけてリハーサルと本番をこなして、帰ってくるのは夜遅く。ハードに過ごされるお客さまもいらっしゃいます。

その他には音大の受験生。

共通テストが終わった後、実技の1次、2次試験と進むのですが、2月下旬は予約でびっしりです。地方在住の方だと、2月初旬からずっと連泊して試験に臨んでいます。

ここは自炊もできるので、自炊と練習の毎日。

試験に備えて、地方から東京のレッスンを受けにきている人も多いのですが、日帰りではなく泊まれれば、体への負担も少なくレッスンの復習もできるということで。その後、定期的に泊まりに来るようになった方もいます。

――ご利用されているお客さまの層が幅広いですね!

コロナ禍に、海外から帰ってきたピアニストが2週間の隔離期間中をうちでずっと過ごしていたこともありましたね。

公共交通機関を使えないので、自宅がある関西には戻れなかったらしいのです。

「宿泊可能ですか?」と聞かれたので、「空港のPCR検査で陰性が確認できていれば大丈夫です」と伝え、お受けしました。

また、面白い劇団の方々も。歌舞伎演目の現代劇化を試みる劇団「木ノ下歌舞伎」の主宰・木ノ下裕一さんです。公演のアナウンスなども、今でも館内に掲示させてもらってます。

様々な音楽の背景をもつお客様がいて、そういった方々の話を聞くのも私の楽しみなのです。

――防音室があることは、近所の人も知らない!

恐らく、毎日誰かが演奏をしているなんて、ご近所の方は思ってもいないでしょうね。ドラムの「ドンドン」という低い音は館内には少し響きますので、ドラムは夜の10時までにしてもらっています。

それから以前はエレキギターの愛好者がいて、ここに通い続けるうちに火がついたのでしょうね。自前のアンプを持ち込むなど、どんどん音のボリュームが上がっていったのです。(笑)「アンプは夜10時以降は少し控えめに」とお願いしたこともありました。

でも、最近は演奏したり、歌ったりするために利用する人ばかりではありません。

私も音楽ソフトを使って曲をつくることがあるのですが、「打ち込み」という、パソコンで曲をつくることが現代では主流になりつつあります。自分で演奏したギターの音にドラムなどの音源を足し、補正して仕上げたりするのです。

それこそ、プロの歌手の方が来た際に「これ良かったら聞いてください」と音源をもらったので、「これは全部打ち込みですか?」と質問したら、「ドラムは自分で叩き、ベースも自分で弾き、あとは打ち込みです」とのこと。聞いてみたら、すごい仕上がりでした。

――ライブ演奏の良さもあれば、機械でつくる良さもあるということですね。

さっき言った、音大の講師に就いた人は、自分で音源データをつくっていることもあって、生徒には「最初と最後にミュートをかけるのは当たり前。それすらやらないと、プロには使ってもらえない」なんてことも伝えているそうです。それくらい、音楽のあり方が変わってきたということ。

それこそ、防音室をつくった当時は、みんなピアノを弾いたり、歌ったりするのに一生懸命でしたが、最近はそればかりじゃないのです。ときにはパソコンとにらめっこして、1週間くらい経ってから、「これ、でき上がりました」とCDを渡してくれることもあって、「時代は変わったんだなあ」と強く実感しています。

クラシック音楽の演奏家にとっては練習する場ですが、人によっては作曲するための作業場になる場合も。多くの人が色んな使い方をして、喜んでくれているのが伝わってくるので、この防音室をつくって良かったと心から思っています。

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築60年以上の木造旅館に防音室!?
【3】ドラムも叩ける防音室とは…

一部では、木造建築に防音室は不可能とさえ考えられています。

そのため、完成時には防音施工会社が見学に来るなど話題になりました。

偶然の重なりで、沢山のお客さまに愛されることになった千住田村屋の防音室。

様々な利用の仕方が生まれ、じっくりと腰を据えて音楽に取り組みたい演奏家や音大の受験生等に愛されるなど、当初の想定を超える広がりを見せていることに、感動を覚えます!

どんな建物・環境でも防音室をつくる際には、

  • ・使用する楽器や音源の種類
  • ・発生する音の大きさや振動・衝撃
  • ・発生する音の周波数
  • ・使用する時間帯
  • ・建物の構造
  • ・部屋の広さ
  • ・暗騒音

など、様々な要素を熟慮した上で防音設計を始めることになります。

マンションや「千住田村屋」のように、建物内に隣接して部屋がある場合には、より難易度が上がり、「Dr値(室間音圧レベル差等級)」や「Hz(周波数)」のデータに基づいた測定、設計は”必須”となります。(※防音室をご検討されている方、ここが超重要です!)

ましてや「千住田村屋」はお客様が宿泊する旅館です。

防音室での演奏の音色が漏れ、宿泊者の安眠を妨げてしまうようではいくら美しい演奏であっても本末転倒となってしまいます。

思い切り演奏できる一方で、館内、近隣にも演奏の音が漏れるのを防ぐ。

「千住田村屋」は住宅密集地にあり、隣家との距離が近い建物ですので、一筋縄にはいきません。また、改装にあたり、部屋の数や廊下の幅も決まっていたので、遮音性を高めるために必要な「空気層」をつくるにも限界があるなど、非常に制限が多い中での難しい工事でした。

そこで、建物の構造や間取りを踏まえ、弊社が保有する音源データの数々を使い様々なパターンで遮音性能をシミュレートしました。

改装後の施設の姿をイメージしながら、建物の内外へ最も音漏れが少ない防音設計です。

ポイントは、天井や壁に音が伝導しないようにする「防振浮床」「防振天井」の補強工事、そのための基礎の見直し。歴史のある木造建築のため、建物は布基礎だったのです。

防音室は重量があるため、ガラス繊維で補強し、基礎を固める工事から始まりました。

今回の防音室は、「心地よくドラムを叩ける部屋」という部分も求められていたので、そこは妥協せず、音響調整にも気を配ったものをしっかりと追求。

いかがでしょうか。

こちらが、木造での限界値にチャレンジした防音室です!

ドラムの使用時間は夜の10時までと制限を設けることで対応いただき、特にトラブルや問題等は発生していないようです。

築60年以上の木造旅館に防音室!?
【4】「千住田村屋」は、こんな人におすすめ!

築60年以上の木造旅館に防音室!?ドラムも演奏できる南千住の千住田村屋

「千住田村屋」は、ミュージシャンや俳優を志す人の夢を応援する旅館。支配人が目指すのは、現代版「音楽のトキワ荘」なのです。

トキワ荘は漫画界の第一人者である、手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄らが住んでいた、伝説のアパート。今後、「千住田村屋」を拠点にして試験やライブに臨み、後に世界へ羽ばたいていくような人が現れるかもしれません。

都心に近い南千住(駅から徒歩約7分)にあるので、地方から上京するアーティストの方にもおすすめ。「ライブの前に個人練習をしたい」「東京でレッスンに通いながら試験に臨みたい」「オーディション前に発声やボーカルの練習を心置きなくやりたい」といった人は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

千住田村屋さんはこちら» https://senjutamuraya.com/

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