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なぜリズムスターは若者を応援するのか

マンションやアパート、戸建て住宅、店舗、スタジオ、ライブハウスなどの防音室設計・施工を手掛けているリズム・スターです。

今回はリズムスター代表、田中の人柄を探ります!

これまでブログで数々の事例を紹介してきましたが、そのほとんどが「ちょっとそれは難しいんじゃない?」と思ってしまうような厳しい条件のもと実現させた工事内容でした。

特に予算の確保が難しい、年齢の若いお客さまに対しては、愛情深く献身的とも言えるスタンスで希望を叶えています。企業秘密的に公にはできない施工の工夫も取り入れながら「こんな方法あったんだ!」と関心してしまうような鮮やかな提案ばかりです。

しかし、一体なぜ?

他社の防音施工会社が断るような低予算だったとしても!
なぜそこまで田中は若者を応援するのでしょうか?

そのわけを知りたい方は、以下のインタビューをどうか最後までお読みください!

生まれたときから不景気。今の若い世代の受難とは

—リズムスターが「なぜ若者を応援するのか?」を聞く前に、田中さん自身の「現代」の捉え方を少し聞きたいと思います!今の若い世代をどのように捉えていますか?

ストレートに言って、夢を持つことが難しい世代だと思います。
バブル崩壊後に生まれた今の若い世代は、生まれた時から不景気ですよね。

高度成長はとっくに終わり、バブル世代が美味しいところを全部持っていってしまって、バブルがはじけて……そのしわ寄せを一手に引き受けているのが今の若い世代だと思っています。さらにいうと、今の若い世代を育ててきた親世代も大変だったわけですよね。

物価は上がるけれど給料は上がらない、親たちは日々節約してやりくりする。少し無理して子どもに習い事をさせたり、たまに旅行に行ったりもするけれど、子どもたち、つまり今の若い世代は好きなことをやっているだけなのに「いくらかかってると思ってるの?!」などと言われて育っているんですから。これじゃ、楽しむにも楽しめないですよね。

そんなだから、夢を持つことも難しい。「どうせ自分なんか」、という発想が先行してしまう。

大人たちが生活を楽しんでいないし、勝ち組と負け組の差が大きすぎて、マジョリティーである中間層がリアルに夢を描けないんですよ。もちろん、大きな夢を実現させるキラリと光る逸材はいつの時代にもいますけれど、大半の人は生き辛さを感じているのではないでしょうか。

時給450円!リズムスター代表田中のリアル学生時代を聞いてみた!

—とはいえ、田中さんをはじめとして夢と希望を持って世の中に対峙している大人もいっぱいいるわけで。田中さんは今の若い世代の親世代に当たるかと思いますが、ご自身の若い頃はどんな生活でしたか?

年齢がバレちゃうかもしれないけれど(笑)
自分が高校生の時にバブルだったから、大学生や社会人の時はもう浮かれた感じはなかったですよ。世の中激しく動いてるな、って何となくは感じていたけれど直接的に生活に影響はなかったかもしれない。

でも、ちょっとびっくりされちゃうかもしれないけれど、アルバイトの時給は450円でしたね。それが普通。タバコは170円だったかな。

大学生時代に京王線沿線にある日野市のアパートに住んでいたのですが、家賃は確か6〜7万円。時給やタバコ代は随分と高くなってしまったけれど、家賃はそれほど変わらない感じですよね。

貧乏学生って感じの生活でもなかったですし、バブル世代の人たちがいい車乗って、夜は六本木のディスコで踊ってみたいなことをやっているのをどこか冷めた目で見ていたから、自分は現実的に生きていたと思います。そして、自分も最初はそうしましたが、やはりきちんと就職して月々決まったお給料をもらうって生活をゴールにしていた人が多かったですね。

ズバリ、何で若者を応援するの?

—それでは本題です!田中さんは、どうしてそんなに献身的に若者を応援するのですか?

若い世代の境遇に同情している、というより純粋に親心みたいなものではないでしょうか。高校野球を観て無条件に応援してしまうのと一緒ですよ。キラキラしたものに対して大人は弱いですからね(笑)。

だから彼らを見ていると、商売っ気が薄れてしまう。
彼らからたくさんお金をとろうとか全然思わないですよ。夢と熱意、そして少しの予算があれば十分です。全力で夢を叶えるお手伝いをします。だって、今の元気がない日本にいながらもチャレンジしようとする心が素晴らしいじゃないですか。

もし潤沢な予算があるのであれば、リズムスター以外にも防音室を提案できる会社はたくさんあると思います。しかし、「予算はあまりないけれど、必要な遮音性能を備えた防音室がほしい!」というオーダーであればリズムスターの右に出る会社はないと思います。

それができるのは、私自身の知識や経験、技術力があるからだと自負していますが、加えて「応援してあげよう」という気持ち、一言で言うと「愛」があるからではないでしょうか。なんだか自分で言っていて照れ臭い感じがしますけど(笑)。

「困っている人は他にもいるはず」、そう思って自社を広く知らせるためにホームページを開設

—田中さんはリズムスターを設立してからも自社の宣伝を大々的にはやらずに、ホームページを開設したのもだいぶ後になってからだと聞きます。なぜ、方針を変えたのですか?

独立してすぐの頃は、それまでお仕事をいただいていたお世話になった会社への忠誠というか恩義というか、とにかく音、防音設計・施工について散々学ばせてもらったわけですから、自社が目立つようなことをして、取引先に対して矢を向けるようなことは極力避けようと思ったのです。

もっともその会社は大企業なので、自分の立ち上げた会社が競合になるようなこともないのですが気持ちの問題ですね。

しかし、独立して仕事をしていく中で、世の中には自分のような存在を必要としている“迷える音楽家”がたくさんいることを知りました。

どういうことかを言うと、潜在的に防音室を必要としている人が実はそれなりにいるということです。

まずは音大の卒業生。彼ら彼女らは学生時代は学校に練習場所があったのですが、卒業した途端に練習場所難民になってしまいます。

卒業生の中でも、演奏家になったり音楽教師になったりして練習場所を確保できている人もいますが、一般企業に就職した人などは、音楽を続けようにも環境がないので続けられないという深刻な問題に直面しています。

しかし音楽を愛する気持ちは変わらずに、できれば趣味として音楽を続けたいと思っている人も一定数いるはずですよね。

そして、音大卒業生とともに忘れてはならないのが音楽愛好家の存在です。音楽愛好家とは趣味で音楽を演奏している/習っている人のことで、音楽愛好家の数は音大生や音大卒業生よりもはるかに多いとされています。

彼ら彼女らは本業の傍、演奏会やライブを開いている人もいるので、そのような人たちにとって練習場所の確保は切実な問題でしょう。

しかし、現実問題として日本の賃貸事情は音楽愛好家にとって厳しいものです。木造アパートの遮音性能は全く期待できず、RC造のマンションであってもギリギリ昼間のピアノ演奏くらいが許容範囲でしょう。

そうかと言って防音賃貸は家賃が高い。また一人で演奏するためにレンタルスタジオをわざわざ借りるのも手間ですよね。つまり、難民状態なのです。

—そのような“難民”をなんとかしたいと思ったわけですか?

はい、まさにそういうことです。
それほどまでに困っているにもかかわらず、「それならば、いっそのこと自宅に防音室を……」というのは、彼ら彼女らの選択肢から完全に外れています。

なぜなら、防音室をつくることのハードルがあまりにも高いからです。とてつもなく費用がかかり、RC造じゃないと施工ができないと思っているからでしょう。

しかし、実際にはそればかりではないのです。

リズムスターでは過去に築60年以上の木造宿舎にドラム室を設計施工した事例もありますし、少ない予算でも優先順位をを決めて、必要な遮音性能を確保した防音室をつくることもできます。

私は、「防音室=とてつもなく高価な買い物」というイメージを払拭させたかったのと、もう一つ、他業者に相談をして難色を示された人たちに「あきらめるのはまだ早い!」と言いたかったのです。

自社のHPをつくったのは、それが理由です。

とあるダンススタジオの話。常識にとらわれない発想で遮音性能を確保

—最近でも、まさに低予算で防音室をつくった事例があるとのこと。具体的にどのような工事でしたか?

▽【神奈川県ダンススタジオ 防音 施工事例】FREE VIBE DANCE STUDIOさま▽

横浜のダンススタジオの防音工事をやりました。
クライアントはまだ若い男性で、会ったときから目がキラキラしていました。若さもあると思いますが、彼の持つもともとのパワーなんでしょうね。

彼は10年以上子どもたちを中心にダンスを教えていて、子どもたちの頑張りを目の当たりにして「もっと広いところでのびのびと踊らせてあげたい!」と思うようになったそうです。

そこで移転を考え、何社かに見積もりをお願いしたらしいのですが、どうやらあまりにも手持ちの予算が少なくて相手にされなかったみたいで……。

半ば諦めかけていたときに、たまたまインターネットでリズムスターのことを知って、藁にもすがる思いでLINEからお問い合わせいただいたのです。

実際にお話を聞いて、正直言って予算的に厳しいものはありました。こちらとしても考えに考え抜いて、いろいろな方法をシミュレートしたのですが、どう考えても予算内には収まらない。

やはり防音工事をやるからには最低限の遮音性能を持たせないと本末転倒になってしまうので、少ない予算で中途半端にやることだけはしたくありません。

そこで、極めて現実的に工事にかかる費用について説明し、相手にも「そもそもどうして防音工事をやろうと思ったのか?」ということを今一度考えてもらいました。

そうしたら覚悟が決まったようで、短期間のうちに資金をかき集めて最初の倍近い予算を確保してきたのです。やはり夢がある人はやるときはやりますよね。

しかしそれでも厳しいことは厳しいので、材料を工夫しつつ、“自分たちでやれるところは自分たちでやってもらおう”という、いつもながらの方法で(笑)工事の見通しを立てました。塗装をダンススタジオの生徒さんたちにも協力してもらって皆でワイワイガヤガヤとやったのですが、それはもう盛り上がりましたよ。新鮮な体験だったと思います。

道具はこちらで購入。DIYのサポートまでしてしまう徹底ぶり


—聞くところによると、塗装に使用する道具一式まで用意してあげたそうですが。

そんなに大袈裟な話ではないのですが、塗装で使うハケやローラーなどの小物類、それから脚立もこちらで用意しましたね。支給ではなく、貸しただけです(笑)。

というのも、もし先方が買い揃えたとしたら、たった一回しか使用しないので無駄な出費になってしまうじゃないですか。

それよりもこちらで用意したほうが何回も使えると思ったので、一式買い揃えてしまいました。今後もセルフ塗装になるお客様はいそうですからね。

また、塗装のノウハウも教えました。塗装もなかなか難しいですからね。パテで埋めて、下地を塗って、上塗り・下塗りをやって……なかなか奥が深いのですよ。

いきなり素人が、しかも子どもがやるのは無理だと思ったので、レクチャーしました。みなさん好奇心旺盛なので、積極的に楽しんでやっていましたね。私も若いパワーをもらって、良い経験をさせてもらいました。

とにかく夢を諦めないでほしい

—なんだか仏のようですね(笑)。最後に、田中さんから音楽を愛する若い世代に伝えたいことはありますか?

とにかく、夢を諦めないでほしいです。

世の中が複雑化して、元気がない大人が増え、大きな夢を抱くことが難しい時代だと思いますが、かと言って夢を持つことができないわけではないです。

いつの時代も必ず協力者がいますし、本当に価値のあるものは時間をかけて認められるようになります。だから、諦めないでほしい。夢を追い続けてほしい。

そして私は防音室設計・施工のプロなので、音楽を愛する人の環境を整えることはできます。防音室を持つことは決して手の届かない夢ではないので、思い悩む前にリズムスターに気軽にご相談ください。

夢の実現のために共に方法を考えましょう。

 

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