【横浜ダンススタジオ防音工事 事例】広さ・防音・安さのコスパ!FREE VIBE DANCE STUDIO様
マンションやアパート、戸建て住宅(木造にドラム防音室も可能!)、
店舗、スタジオ、ライブハウスなどの
防音設計・防音工事施工を手掛けているリズム・スターです。
今回は「感動の」ダンススタジオ防音工事事例ですっ!!
ご依頼は、ダンススタジオを移転、拡大して、新スタジオのテナント工事をご相談いただいた「FREE VIBE DANCE STUDIO」の代表、今野宏之さまのプロジェクトです。
防音はしたいが、空間を狭めたくはない、そして予算はできるだけ抑えたい
という一見難しそうに聞こえるご相談。
私たちリズムスターの腕の見せ所です!
圧倒的にコスパが良い、ダンススタジオの防音工事と付帯設備の詳細について、ご依頼主である今野さんにお話を伺いました。
▽動画で見たい方はこちら▽
ダンススタジオの防音工事で、若いオーナーさんによくご提案している…◯◯とは!
はじめにぜひお伝えしたいこと。
リズムスターの田中が、年齢のお若いスタジオオーナーさんで、ご予算が厳しいとおっしゃる方に、よくご提案していることがあります。
実は今回のFREE VIBE DANCE STUDIOさまも同じで、
なんと、内装の塗装はご自身で施工されました!
厳密には、スタジオ運営に関わっているスタッフの方々と、また、ここに通っていらっしゃる生徒さんから希望者を募って、自分たちの手で塗装されたのです。
プロに依頼すると、恐らく30万円はかかったであろう施工費用を抑えられました。
また、内装塗装に必要な道具は、リズムスターで揃えてお貸し出ししたのです。
塗料などの消耗品は購入いただきましたが、三脚や、ハケ、パテなどの道具類は足りない分をこちらで購入してお貸ししました。
「道具を持っていても、もう一生使わないでしょう?それならうちが持っていれば、また同じように夢を持った若い方々が相談してきてくれたときに、貸せるじゃないですか。
若い人たちがチャレンジしている姿って、応援したくなっちゃうんですよね!」
「場合によっては、荷揚げもご自身でやっていただくこともあります。お客さまが希望すれば。それでも少しお金が浮くので。
スタートアップはできるだけローコストで始めるのがセオリーです。
FREE VIBE DANCE STUDIOさんは、スタジオの名前が入ったネオンサインもご自身で用意したり、めっちゃくちゃセンスも抜群で、本当にステキなスタジオになりましたね♪」
では、とても初めて塗装したとは思えない完成したダンススタジオ施工事例をご覧ください!
横浜ダンススタジオの防音工事
【1】助かったのは気軽に話せる、アットホームなコミュニケーション
――はじめに、移転を決めた経緯を教えてください
私は16歳の頃から、地元のダンススクールに通ってHIPHOP ダンスを始めました。
それ以降ダンスにハマってしまって、スクールのインストラクターになり2009年に独立。2013年には二俣川でスタジオ「FREE VIBE DANCE STUDIO」をオープンし、子どもたちを中心にダンスを教えてきました。
10年近く教えていると、本気でダンスと頑張ろう!という子が増えてきます。そうなると、今まで使っていたダンススタジオではどうしても狭さを感じてしまったのです。
彼らの成長のためにも、もっと広い空間を用意してあげたい!
そう思ったのが、今回の移転・拡大の一番の理由です。
2年前にも移転のチャンスはあったのですが、その時には条件が合わずに断念しました。今回は少々無理をしてでもやってみよう!と思ったのです。
――内装の施工会社はどういう基準で探したのですか?
今でこそ防音対策の重要性を理解していますが、実は施工会社を探しはじめた当初は、防音は二の次でした。(笑)
それよりも…とにかく見た目重視!
ダンススタジオとして「オシャレで楽しい空間」に仕上げてくれるような、“トータルプロデュース”まで視野に入れてくれる施工会社を探していたのです。
実は、他にも2社ほど見積もり依頼をしていたのですが、全然くれなかったんですよ…。
リズムスターの田中さんはきちんと話を聞いてくれて、現場にも来てくれた。
その時の会話で、もう「この人なら信頼できそう!」とリアルな肌感でピンときましたね。
今回は予算を少しでも削るために、自分達で出来ることは積極的に自分でやっていこうと考えていました。もし大きな会社に対応をお願いしていたら、そういうわがままは聞いてもらえなかったんじゃないかと思います。
こちらの事情を理解してくれて、そういう融通を利かせてもらえて助かりました。
――実際に依頼をしてみた感想は?
工事が始まってみると、田中さんもそうですが、他の職人さんたちも皆、良い人。
とにかくフレンドリーに接してくれて、私たちも気軽に関われました。
なので私も「ここはどうしたらいいですか?」と何かにつけて相談をしてしまい、しかもそれにもすぐに対応をしてくれるので「ずいぶんと甘えさせてもらったな」という感想です。
それくらい話しやすい雰囲気がありましたね。
横浜ダンススタジオの防音工事
【2】防音性とスペース確保の絶妙なバランス
――こだわった所はどのようなところですか?
一番は、やはり広さです。そもそも移転の理由が拡張なので、そこだけは譲れませんでした。
防音を施すと、どうしても壁が内側に迫ってくるじゃないですか?
防音をしっかりやってもらうのは必要ですしありがたいのですが、それを重視し過ぎるあまりにスタジオの面積が狭くなったら、移転の意味が半減してしまうので。
「広さは確保してください!」と何度もお願いをしていましたね。
そして、そのわがままな要求を見事に叶えてくださいました!
あとは外から見えるように、ガラス張りの壁です。
最初は壁一面をガラス張りにしたいなと思っていたのですが、それを実現させるには数百万円の追加予算が必要になるとのことでした。
そこで代替え案として、最低限の広さを確保しつつも、解放感があるようなガラス窓を一部につくっていただきました。
この場所はすごくお気に入りで、外から中が見えることで宣伝効果が高まります。
そして何より、ダンスを頑張っている子どもたちの姿を、親御さんが外から気軽に見ることが出来ます。
ダンススタジオとしては欠かせない要素です!
横浜ダンススタジオの防音工事
【3】室外に漏れるBGMや音をシャットアウト
――防音・遮音についてはいかがでしょうか?
このテナントの立地的に、防音は必ず対応しなければならないものでした。
ここの隣は美容室、
反対側の隣は考古学の発掘の仕事をしている会社なのです。
すごく静かなんですよ。
また、上のフロアは会計事務所になっていて、そこは午後から夜にかけてがメインの業務時間。近所には保育園もあって、子どもたちの遊び声に対してセンシティブになっている方もいるのではないか…という状況でした。
防音工事をする前に、実験をかねてスピーカーで音楽を流してみたのですが、音が建物の外まで響いていて、やはりそのまま使うことは出来ないなという結論に至りました。
しかし、完成後のスタジオは、扉さえ閉めていれば外に音は漏れません。
扉に耳を近づければかすかに聞こえはするのですが、外部の音にまぎれて聞き分けれられないくらいですし、ご近所さんに迷惑をかけることはないでしょう。安心です
横浜ダンススタジオの防音工事
【4】塗装に使う専用の道具を無料で貸し出し
思い出深いのは内装の塗装工事ですね。
パテ、下地、上塗りなど、スタジオに通ってくれている生徒たちと一緒に挑戦しました。子どもたちも珍しい経験ができると、とっても乗り気で、人手はすぐに集まりました。
田中さんは、脚立など塗装に使う道具を無料で貸してくれたのです。
しかも現場にまで足を運んでくれて、子どもたちの前でパテと塗装のやり方をレクチャーまでしてくれました。
なんだかんだいって、丸1日くらい現場にいてくれましたね。
それは完全に無償でやってくださったことなので、本当に感謝しています。
――実際に塗装を自分達やってみての感想はありますか?
実際にやってみて分かったのは、塗装ってすごく大変なんですね。(笑)
例えば、パテは薄く塗っておかないといけない。
凸凹が大きすぎるとヤスリで削るのが後々とても大変になります。それは分かっているのですが、何度挑戦しても薄く塗れないんですよ。(笑)
結果、必死でヤスリがけをすることになり、皆、粉まみれになっていましたね。
正直、二度とやりたくないなと思いましたが!(一同笑)
ある意味では、良い思い出にはなりましたよね。
今回、リズムスターさんに防音施工を依頼して、本当に良かったと思っています。
もし、私たちみたいに予算を抑えてでもダンススタジオをはじめたい!という人には、すごくオススメします!
横浜ダンススタジオの防音工事
【5】たった2枚の石膏ボードで防音をする裏技
田中:まず、ダンススタジオというのは、防音コストが掛かります。
広さを保って、且つ防音となると、換気なども含めて色々とコストが高くなります。
限られた予算の中で実現したいというご要望でしたので、最も安価に、それでいて確実に目的を果たすにはどうすればいいかを考えました。
費用を抑えるために工法を工夫することで、外部に漏れる音が「気にならない程度のギリギリ」をはじめから狙ったのです。
今回、活用したのは一般のよくある石膏ボードです。
一般的に流通している12.5mmの石膏ボードをたった2枚しか使わず、工夫して配置をすることで、通常以上の防音効果を生み出すというものです。
例えばこれが、ピアノのアンサンブルなど、他にも楽器を使って音のエネルギーが大きい場合にはこの作戦は使えなかったのですが、
スタジオで実際にレッスンする時の音量をスピーカーで出してもらって、音圧などをしっかりと計算した結果、この方法で問題ないと判断しました。
コスパが最も良い遮音方法です。
たった2枚の石膏ボードしか使わないので、これは長年の防音施工をしてきた実績と現場の経験から編み出された企業秘密のようなノウハウです(笑)
横浜ダンススタジオの防音工事
【6】若い人達に手軽に音楽を練習できる空間を
今回のご依頼では、お客さまが自ら塗装をしたり「やれることは自分たちでやりたい」と最初から相談をうけていました。
こういう提案を嫌がる施工会社も多いのですが、うちは違います。むしろ、協力させていただきます。
塗装の道具を一式揃えるとなると、それは大変ですから貸し出しもして。
当日ここまで来て塗り方をお伝えしたのも、
道具だけ送って「壁の塗り方はYouTubeを見て下さい」という対応でもいいのかもしれませんが、やっぱり、実際に誰かが手を動かしている姿を見せた方が分かりやすいだろうと思ったのです。
ここまでやると「なんでそこまでサービスをするの?」と言われますが、そこには私の個人的な想いがあるからです。
今回のようにダンススタジオをオープンしたいというオーナーさんの場合は、若い人が多いのです。そして若い人というのは、資金が十分にないこともある。
それは大学や専門学校を卒業したばかりの音楽家の卵も同じで、自宅をスタジオにして事業を始めていこうとしても、防音室をつくるために多額の資金を投資できないわけです。
それに、賃貸物件で防音室がついているような場所はそもそも少なくて、みつけたとしても家賃が高い。そういう状況の中で、経済活動をしながら音楽活動も同時にしていくというは大変ですよね。
スタジオなどの場合、少し工夫をすれば、資金面の負担を削減できたり、防音設備を整えたりすることはできるんです。そういう選択肢を増やしてあげたいという強い気持ちがあります。
若い音楽家に手軽に練習環境を手に入れられるような世の中になればいいなと思って活動しているのがリズムスターなので、若い人のチャレンジには積極的に協力をしてあげたいんですよね!
横浜ダンススタジオの防音工事
【7】課題解決の選択肢を少しでも増やしてあげたい
「防音」といっても、例えば、建築などのハード面ではなくてソフト面で対策する方法もあります。
ご自宅の防音の場合、
「21時以降は演奏をしない」
「夜中は電子ピアノや電子ドラムなどを活用する」
など、もしかしたら、本人のやり方次第でどうにかなることもあります。
そういった妥協点をお客さまと、ご予算と相談しながら決めていくケースもあります。最初から無理だと決めつけず、まずは現地を見てみること、話を聞いてみることです。
後予算を考えた時に、可能性があるならば、どうしたらその中でできるかを一緒に考えていくんです!
そういう会社がなければ、若い芽が育たない!
私は防音室の購入を考えている人には、車に例えて説明することが多いです。
子供の送り迎えをするためだけなら、ダンプカーやフェラーリを購入する必要はないですよね。お子さんの人数が多いのであれば、優先度が高いのは車内の広さ。
お客さまの状況によって本当に求めているものが違うのに、すべての要望に対して一緒くたにダンプカーを売ろうとするのは、そもそも事業者として良くないと思うんです。
望んでいるものと違うものを提供しても意味がない。
何が問題なのか?
本当に解決したい課題は何なのか?
私はいつも、そこを考えてお客さまに向き合っています。
ですので私としては、防音室を売っているという認識ではないのです。
お客さまの課題解決が根本にあって、そのために防音室が必要なら提供をしますし、立地や希望によっては全く違う提案をします。
課題解決の選択肢をひとつでも増やせる提案ができるように、日々向き合っていくだけです!
また、このダンススタジオ「FREE VIBE DANCE STUDIO」さんからも、
輝くダンサーの方々が育っていくことを心から祈っています!
(PS. また何かあれば気軽に相談してきてくださいね♪)
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