東京都 谷村様邸 ピアノ防音室
中古マンションの一室にピアノ防音室を施工させていただきました。
もともとピアノの演奏は許可されている物件でしたが、オーナーである谷村さんはプロの演奏家ということもあり、練習時間の多さや音のエネルギーの大きさが懸念されたので、近隣の方々へご迷惑をおかけしないよう防音工事を決断されたようです。
マンションの和室を防音室にする計画でしたが、和室とリビングの仕切りが壁ではなく襖になっていました。
通常であれば防音壁や防音ドアを設置するのですが、今回は谷村さんのご希望で空間の一体感と開放感を生かし、襖だった部分に引き違いのガラス戸で空間を仕切ることにしました。
マンションなので、ピアノの振動対策として床の防振は確実に行う必要がありました。
もとの物件は躯体のコンクリートに直接床を貼らずに支持脚の上に床材を貼っている「置き床」という構造になっていたので、リビングとピアノ防音室の間で床の下地を完全に切り離し、床の「縁が切れている」状態で振動が伝わらないようにしました。
また、防音室でガラス戸を使用するのは初めての試みでしたが、こちらも思った以上の遮音性を発揮したのでリズムスターとしても今後提案する際の選択肢が広がりました。
谷村さんはプロの演奏家なので、音に関しては細かいやり取りが発生しましたが、「1つ伝えれば10わかっていただけるというか、とにかく細かいところまで説明しなくてもニュアンスを掴んでくださったので、意思の疎通が図れて安心できました。」とおっしゃるほどコミュニケーションがスムーズだったようです。